ベビーカーにまつわる常識の変化と世代間のギャップ(その2)

前回の①はこちら

前置きがかなり長くなりましたが、結局何が言いたいかと言いますと、昨今の『公共交通機関などでのベビーカーの在り方について』をお話したかったのです。


 先述の男性は、お見受けするに年の頃は私の親世代(60後半から70代)だったのですが、
「弊社の授乳ブースの特長は、ベビーカーをたたまずに入室出来て、そのまま施錠・利用できることなんですよ~」とお話したところ、

「うちの子どもが小さかった時は、乳母車(懐かしい響きですが、ご本人がそうおっしゃられていたのでそのまま記述します)は電車やバスの中ではたたむのが常識で当たり前であって、そうしない親は白い目で見られたもんだ。だからうちもそうしてきたし、それが正しいと思って生きてきた。
ところが、最近の常識はどうやら違うらしいね。

たたまずに乗っていいと…

そういう区画を用意していると…


この前仕事で話をした交通機関の人がそう言っていて、ビックリしたんだよね。だって、知らないから。
電車で乳母車をたたまずに乗っている親子連れを見れば、なんて非常識な。まわりの迷惑も考えないのか。と思っていたんだけどね。
今はそれが普通で、それを(たたまずに乗車を)受け入れる社会になっているんだって。
それって、自分も含めてだけど、年寄り世代で誰からも時代の変化を教えてもらう機会の無い人にとっては、昔の常識のままの考えなんだから、「知らんがな」だよね。

まさか常識が変わるなんて思ってもみないし…。
今の人たちは今のルール、モラルの範囲内でやっていることでも、私たち世代の年寄りにしてみれば、「なんだこの非常識な奴らは!」という反応になってしまう。
そういうところからも、世代間の公共の場でのトラブルのもとになってるんじゃないかなあ。

だからこそ、鉄道会社やバス会社なんかの一般企業に丸投げじゃなくて、政府が大々的に広報しなきゃダメだよね。

政府がやれ『少子化対策』だの『子育て支援』だの聞こえのいいことばかり言って、こういう生活に密接したルールやモラルの変化をちゃんとアナウンスしないから、トラブルになるんじゃない?

と、年配世代から見た現代のベビーカーの在り方についてを語ってくれたのです。

に続きます。(前回の①はこちら

これからの未来について考えること、これまでを創ってきてくれた先輩方のお話を聞くこと、どちらも大事ですね。


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