授乳室設置で企業の育児支援を強化する方法(2)

働くママを応援!授乳室設置で企業の育児支援を強化する方法

働くママにとって、授乳室は非常に重要な設備です。

授乳期の母親が安心して仕事に取り組める環境を提供することで、企業は従業員の育児支援を強化し、職場環境の改善に大きく寄与します。

本記事では、授乳室が働くママにとってどれほど重要かと、企業が従業員の育児支援にどのように取り組むべきかを紹介します。

企業の育児支援への取り組み

1.授乳室の設置

企業は、授乳室(搾乳室・マザーズルーム)の設置を通じて従業員の育児を支援できます。

以下の点に留意して設置を進められることをおすすめします。

プライバシーの確保

鍵付き個室型の授乳室やカーテンで区切られたスペースを設け、利用者が安心して授乳できる環境を提供します。(但しカーテン間仕切りの場合は、そのスペースを設置する部屋自体が施錠可能な部屋であることが望ましい)

プライバシーを保つことで、利用者は周囲の目を気にせずリラックスして授乳ができ、精神的な負担を軽減できます​。

設備の充実

授乳用の椅子や手洗い場、ハンドサニタイザー(手指消毒液)などを設置し、利用者が快適に利用できる設備を整えます。これにより、効率的にケアを行うことができます​。

2.フレキシブルな勤務時間

フレキシブルな勤務時間や在宅勤務制度の導入も、育児中の従業員をサポートする効果的な方法です。これにより、母親たちは授乳や育児のための時間を確保しやすくなり、職場への復帰がスムーズになります。例えば、以下のような取り組みが考えられます。

コアタイムのないフレックスタイム制度

勤務時間を自分で調整できる制度を導入することで、従業員は子どもの送り迎えや授乳時間を柔軟に設定できます。

在宅勤務の推進

子どもが保育園に入園したばかりの時期は、復職したてのママの前に「保育園の洗礼」が立ちはだかります。

保育園の洗礼」とは、保育園に行き始めたばかりの子どもが次から次へと風邪や胃腸炎などの感染症にかかることです。

小さな子どもは体が未熟で抵抗力が弱く、大人なら鼻水や咳ですむ風邪でも、子どもが感染すると高熱が出てしまうことも多々あります。

保育園で発熱(およそ37.5℃)以上が認められた時には保護者の職場へ連絡が入り、すぐにお迎えに行かなければなりません。

仕事は当然早退。翌日も出勤できるのかどうかわかりません。子どもは心配だけれども、何度も何度も保育園からの呼び出しの度に、仕事の肩代わりなどで迷惑をかけてしまう同僚に対し申し訳なく思う気持ちも大きく、半端な状態で仕事を投げ出さなくてはいけない現実に、非常に大きなストレスがかかります。

勿論、周囲の同僚たちも最初は心配こそしてくれますが、あまり回数が多いと「また?」と負担に思う気持ちが隠し切れなくなってきます。それも仕方のないことだと思います。「お互い様」ではなく、フォローしてばかりなのですから。

そうなると人間関係にも歪みが生じてくるため、職場全体の空気が悪くなってしまいかねません。

そんな最悪の事態にならないために会社側ができることは、

子どもが小さいうちは在宅勤務を選択できるようにする制度を作り、働くママも周りの人たちも皆が働きやすい環境を整えてあげること

です。

在宅勤務であれば、子どもの病気にもすぐに保育園へ駆け付けることが可能で、その後も自宅で子どもを見守りながらケアをして、自分のペースで仕事を進めることができます(恐らく大抵の場合、子どもが寝た後の仕事になるため寝不足は必至と思われます。具合の悪い子どもは心細いためかいつも以上にママにべったりになる傾向があります。※筆者調べ)。

周囲の人たちも、仕事を急に振られることが減る為、毎回気まずい思いをすることが無くなるはずです。

子どもが保育園に慣れるまで、免疫がついて体がある程度丈夫になるまでといった、それぞれのお子さんの個性・特性に合わせて在宅勤務から出社へ切り替える時期をママ達が選べるようにできると、より理想的な「子育てしながら働きやすい職場」に近づけるのではないでしょうか。

3.社内育児サポートプログラム

社内で育児支援プログラムを実施することも重要です。

以下のような取り組みが考えられます。

育児に関する情報提供

社内掲示板やイントラネットを通じて、育児に関する情報を提供します。

これにより、従業員は育児に関する知識を深めることができます。

相談窓口の設置

育児に関する相談窓口を設置し、従業員が気軽に相談できる環境を整えます。

専門のカウンセラーや育児経験のあるスタッフが対応することで、従業員の不安や悩みを軽減します。

育児に関する研修やワークショップの開催

育児に関する知識やスキルを向上させるための研修やワークショップを開催することにより、従業員同士の情報共有や相互支援が促進されます​。


授乳室やマザーズルームに関する詳細な情報については、GREATEST DAY株式会社の製品資料​​を参考にしてみてください。

働くママ従業員のため手軽に導入できる授乳室の資料請求はこちら(無料)

最近の記事
おすすめ記事
PAGE TOP