一緒の時間を削らない!“子ども軸”のスケジュール管理術

こんにちは。2歳の男の子を育てているアラフォーママのともよです。

私は、上の子どもを病気で亡くした経験があり、今育てている息子は二人目です。だからこそ、「赤ちゃんと一緒に過ごす時間を何より大切にしたい」という思いが、育児の軸になっています。

今回は、そんな私が試行錯誤しながらたどり着いた、“子ども軸”のスケジュール管理術についてお話ししたいと思います。

スケジュール通りにいかない、産後の現実

赤ちゃんとの暮らしは、想像以上に予定通りにはいかないものでした。息子は比較的よく寝る子でしたが、それでも2〜3時間おきの混合授乳が必要で、毎日寝不足。夜も細切れ睡眠で、日中もフラフラなことが多かったです。

我が家には愛犬もおり、よく吠える犬だったおかげで、息子は多少の騒音では起きないタイプに。ある意味、育てやすさは感じていました。それでも、体力的にも精神的にも産後は本当に過酷な時期でした。

家事は必要最低限。食事は産後ヘルパーさんの支援を受けてなんとかしのぎました。副業も「収入を増やす」より「継続すること」を優先。できる日に1時間だけ作業できたらよし、というスタンスでした。

子ども中心の“ゆる管理”が私には合っていた

私は「今日これをやろう」と決めたのに、それができないと焦ってしまうタイプです。だからこそ、時間単位でスケジュールを組むのではなく、「今月これができたらいいな」というゆるめの目標をリスト化して、それを日々の中で消化する方法を取るようになりました。

赤ちゃんが6〜7ヶ月頃までは、1日に2〜3回お昼寝をしてくれていたので、その時間が私の作業時間。1回のまとまった時間は取れませんが、15〜30分でも集中すれば案外いろいろ進みました。小さな“できた”の積み重ねが、気づけば自信につながっていたと思います。

母乳にこだわらなかったことが、心と体を救った

私の母乳は出があまりよくなく、息子もミルクの方が飲みやすそうでした。それを無理して続けるよりも、私の心の安定を優先しようと思い、5〜6ヶ月頃に思い切って断乳することを決めました。

その頃から授乳の回数が減り、息子の飲む量も安定してきたこともあって、夜の睡眠が少しずつ整ってきました。まとまって寝てくれるようになると、私の体調も回復しやすくなり、少しずつ副業にも前向きに取り組めるように。

“完璧なお母さん”を目指すのではなく、今の自分と赤ちゃんにとってベストな選択をすることが、育児を穏やかにするコツだと感じました。

夫婦で支え合うための“LINEグループ”の工夫

スケジュール管理をうまく回すためには、夫婦での連携がとても重要でした。

いくつか育児アプリも試してみましたが、最終的に落ち着いたのは夫との2人だけのLINEグループ。ここで、息子の成長やお出かけ予定、今週の仕事の予定などを共有しています。文章だけでなく、写真や動画を気軽に送り合えるので、仕事中の夫も安心して育児の様子を見られるようです。

納期が迫って「これはさすがに無理…」というときは、前もって夫に相談して、数時間息子をお願いすることで、集中して作業する時間を確保するようにしていました。

夜中の作業よりも、休むことを優先してよかった

どうしても時間が足りなくて、夜中にパソコンに向かったことも何度もあります。でもそのたびに、メンタルへのダメージの大きさを実感していました。寝不足だと、ちょっとしたことでイライラしたり、赤ちゃんの泣き声が心に刺さったり…。そんな自分にまた落ち込む、という悪循環。

今振り返ってみると、「少しでもいいから寝ること」「身体を休めること」が何よりも大事だったと強く思います。ママが元気でいることが、赤ちゃんの安心と笑顔につながる。無理して頑張りすぎないことも、子育てには必要なスキルだと思っています。

一時保育も、自分を助ける選択肢のひとつ

当時はまだ気持ちのハードルが高くて使えませんでしたが、今振り返ると「一時保育ももっと気軽に頼ってよかったな」と思っています。「自分が休むために保育園を使うなんて…」と感じていた時期もありました。でも、よく考えたら、ママが元気になることで、赤ちゃんにもゆとりある関わりができるようになる。

もし次の子育てがあるなら、迷わず一時保育を活用したい。そう思えるようになったのも、「自分の体調や心を大事にしていい」と認められるようになったからだと思います。

“子ども軸”のスケジュール管理で得たもの

私が実感しているのは、スケジュール管理って「やることを詰め込む」ことじゃなくて、大事なものを見失わないための工夫だということ。赤ちゃんとの時間は、一緒に過ごせる今しかありません。

だから私は、「今日はできなかった」ではなく、「今日は息子と笑い合えた」と思える日を重ねたい。

完璧じゃなくていい。うまくいかない日があって当たり前。それでも、“子ども軸”で暮らす毎日は、私にとって何よりの豊かさでした。

この記事を書いた人

ともよ
ともよ
一児育てるアラフォーママ。長女の看取りを経験、母として最後まで看病できたことが心の支えです。現在は、二人目である長男を自宅保育しながら、副業としてライティングに挑戦中。大学で食品加工を学び、前職は農作物の製品開発に従事。レシピ記事の執筆経験があり、食に関することが得意です。
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