今回は、授乳期にママが食べてはいけないものについてまとめて紹介していきます。
人生の一大イベントである出産を終えて、「もう好きな食べ物を自由に食べていい!」と気を使わずに食事できることを楽しみにしているママも多いのではないでしょうか。
しかし、授乳中に食べると子どもに悪影響を与えかねない食べ物があり、出産が終わっても授乳期が終わるまで食べるものには注意しなければなりません。
この記事では、授乳期にママが食べてはいけないものから、授乳期のママの食事がどれほど子どもに影響を与えるかについてまで徹底解説していきます!
授乳期に意識して摂るべき栄養は?
まずは、授乳期に意識して摂るべき栄養について紹介します。
葉酸
葉酸を摂ると、赤ちゃんの脳や神経の成長をサポートし、ママの体の回復や健康維持にも役立ちます。
また、貧血予防にも効果的ですので、積極的に取り入れていきましょう。
鉄分
授乳期に鉄分を摂取することで、母体の貧血を予防し、母乳を通じて赤ちゃんの健康な成長と発達をサポートできます。
また、鉄分は疲労感を取り除いてくれたり、免疫力低下を防いでくれるので、授乳でエネルギーを使うママにぴったりです。
DHA
DHAは、赤ちゃんの脳や視力の発達を助ける働きがあります。
ママがDHAを摂ることで母乳に含まれるようになり、それが赤ちゃんの神経系の健康維持に繋がるのです。
カルシウム
カルシウムは、赤ちゃんの骨や歯の発育をサポートし、母体の骨密度低下を防ぐ効果があります。
母乳を通じて赤ちゃんに十分なカルシウムを届けるためにも重要なので、積極的に取り入れたい栄養素ですね。
1日に摂るべき食事量は?
授乳期のママは、通常の成人女性の摂取カロリーに加えて、約350〜500キロカロリーを追加することがおすすめです。
これは授乳で消費されるエネルギーを補うためです。また、ただ食べればいいということではなく、何を食べるかや栄養バランスが大切です。
タンパク質やカルシウム、ビタミン、ミネラルを多く含む食材を食べるようにしましょう。
授乳期に避けるべき食べ物
ここからは、授乳期にママが食べないほうが良いものについて紹介していきます。
脂っこいもの
一つ目は、脂っこい物です。ファストフードやインスタント食品は避けたほうがいいでしょう。
理由としては、糖質と脂質が高いことと、ビタミンやミネラル、タンパク質など健康な体に必要なものが少ないという点です。
また、脂質を多く摂ることで、母乳を作るエネルギーが少なくなってしまうと言われているので母乳が出にくいママは特に避けたほうがいいでしょう。
お酒
二つ目は、お酒です。
理由としては、アルコールが母乳に移行するためです。
母乳を通じて赤ちゃんにアルコールが摂取されると、赤ちゃんの未発達な肝臓でアルコールが十分に分解できず、成長や発達に悪影響を与える可能性があります。
また、アルコールは母乳の生成や授乳リズムにも悪影響を及ぼすことがあります。そのため、授乳中はお酒を控えるほうがいいでしょう。
乳製品
三つ目は、乳製品です。
理由としては、赤ちゃんが乳製品に含まれるタンパク質の中でも、特に牛乳由来のカゼインやホエイにアレルギー反応を示す可能性があるからです。
母乳を通してこれらのタンパク質が赤ちゃんに移行し、消化不良や皮膚の湿疹、呼吸器系の症状を引き起こすことがあります。
特に家族に食物アレルギーの傾向がある場合は、医師と相談して乳製品の摂取を調整することが重要です。
もち米
もち米はママによって、いい効果を発揮する場合とそうでない場合があるので注意が必要です。
もち米には、母乳がよく出るようにする効果があると言われています。
そのため、元々母乳がしっかり出ているママがもち米を使った赤飯や料理を食べすぎると、赤ちゃんが飲みきれない量のミルクが出てしまうことになります。
その場合、乳腺が詰まって乳腺炎を引き起こしたり、ママにとって良くないトラブルが起こる可能性があるので注意しましょう。
一方、母乳が出にくいママがもち米を食べて母乳を出やすくさせるという方法もあるので、母乳が出にくいママは食べてみてもいいかもしれませんね。
まとめ
今回は、授乳期のママが食べてはいけないものについてまとめて紹介しました。
絶対に食べてはいけないというわけではないですが、授乳でエネルギーを消費しているママにとっても、母乳から栄養を摂っている赤ちゃんのためにも避けたほうがいいでしょう。
この記事が、授乳期に何を食べたらいいかわからない方や、子育て中のパパやママの参考になりましたら幸いです。