子どもに目が離せなくて毎日が忙しく過ぎていく日々。
「大切ないのちを守らなきゃ」というプレッシャーをきっと感じているのでしょう。だから、少しでも肩の力を抜いて心に余裕を持ちたいし持ってほしい。そうすることで、子育てがもっと気楽になり楽しくなるのではと個人的に思います。
今回は、私の子育ての中で「これだけは忘れずに大切にしたい」と思う5つのことを紹介します。これらを実践することで、子育てが少しでもゆったりと、そして自分らしくできるようになっていただけたら嬉しいです。
親自身の心と体を大切にする
子育てを楽しむためにも、まず親であるママとパパ自身が心身の健康を保つことが大切です。
かつての私は、子どものために全力を尽くすあまり、自分のことを後回しにしてしまう日々が続いていました。その結果、気持ちに余裕がなくなり、子育てがつらく感じることも。
ある日、ふと思い立って、自分のために出かけたのですが、罪悪感といえばよいのでしょうか?リラックスできないことも、初めはありました。
けれども、安心してくださいね。子どもたちがそうであるように、親の私たちも成長していくからです。初めはぎこちなくても、徐々に慣れて自分のための休息を取ることができますよ。
具体例
- 1日10分でも自分だけの時間を確保し、好きなことをする
- 定期的に運動を取り入れて、体力を養う
- 早寝や軽いストレッチで、睡眠の質を向上させる
子どものために頑張りたいのも、もちろんステキなこと。ですが、これらを実践することで、自分にも余裕ができ、子育てがもっと楽しめるようになりますよ。
理想を小さくしてみる
なにが子どもによいことなのか…と悩むからこそですが、完璧に子育てをしようとすると、どうしてもストレスがたまりがち。ゆったり育児には、あえてできることを目指さず、最低限できるとよい「小さな理想をもつ」ことが重要です。
私も初めは「できるだけよいものを」という気持ちから、手作りの食事や完璧な寝かしつけにこだわっていました。しかし、それが逆に自分を追い詰めてしまっていたことに気づきました。
具体例
- ベビーフードや便利なアイテムを使うことに罪悪感を感じない
- 子どもが寝かしつけ中に、自分が寝落ちしても許す
- ちょっとしたミスや予定変更があっても、命に関わらなければ問題なし
完璧にできなくても大丈夫。ママとして最低限したらよいことはなんだろう?と考えてみたところ、子どもが毎日笑顔で過ごしてくれたら、それ以外は完璧にできなくてもよいと私は思いました。
ゆっくりしたペースで子どもと過ごす
日々の子育ての忙しさに追われる中でも、意識的に「ゆっくり」としたペースで子どもと過ごすことが、心のゆとりを生むポイントです。
以前は、何かが終わったら急いで次に進むという毎日で、子どもとの時間も慌ただしかったです。でも、意識を変えて、あえて私からは動かず、子どものペースに合わせてみる時間をつくることにしたのです。おかげで今は、子育てがもっと楽しくなりました。
具体例
- 子どもと遊ぶときは、急がず焦らず、のんびりと一緒に遊ぶ
- 食事の時間もゆっくりと、食べる楽しさを一緒に味わう
- お昼寝の時間を大切にし、リラックスして過ごす
ゆっくりとした子どものペースにあえて自分も合わせてみることで、子どもとの時間がより豊かなものになり、親子の絆も深まりました。
他のママと比べない
他のママと比べてしまうことは誰にでもあること。でも、子育てに正解がないように、それぞれの家庭で違って当たり前。
以前の私はSNSで他のママたちの投稿を見るたびに、「自分は何もできていない」と落ち込んだり、子育てに無理をしたりすることがありました。でも、だんだんと「他の人と比べること」に意味がないことに気づきました。
具体例
- 「他のママがやっているから自分もやらなきゃ」と無理に比べない
- それぞれの家庭のペースや価値観を尊重する
- 自分ができる範囲で最善を尽くすことに集中する
それからは比べるのだとしても、他の人とではなく、過去の自分と比べて今の私や子どもが成長できていれば問題なしと、自分のやり方に自信を持つことができるようになりました。
夫との時間を大切にする
子育てや家事で忙しすぎる。そのようなときこそ夫婦で過ごす時間を意識することで、心の余裕と絆が深まると思います。
ある日、子どものことばかり話していて、夫婦ふたりだけの会話が減っていることに気づきました。だから、意識して時間をつくるようにしています。私の話を夫が聞いていないこともありますが、時間をシェアできたことが私は嬉しいですし、夫婦の信頼関係が深まりました。
具体例
- 子どもが寝た後に一緒にお茶を飲む
- 週末に15分だけでも、子どもの話題以外で会話する
- 感謝の言葉や「今日の良かったこと」を伝え合う
夫婦の関係を大切にすることで、子どもにも安心感を与えられていると思っています。
まとめ
子育てが理想どおりにならなくても、子ども自身に育つ力があるのだと、我が子の子育てで経験しました。私がおすすめしたい「ゆったり育児」は、まずは自分自身を大切にし、無理をせず、自分のペースを守ることが必要です。
完璧ではなくともOK、周りと比べず、ゆっくりしたペースで過ごし、夫婦で協力し合えたらラッキーだと思う。そうすれば、子育ての中での「ゆとり」を生み出せるのではないでしょうか。
自分に合った子育てスタイルを見つけ、心に余裕を持ちながら、楽しく子育てを続けていきましょう。
この記事を書いた人
- 一児育てるアラフォーママ。長女の看取りを経験、母として最後まで看病できたことが心の支えです。現在は、二人目である長男を自宅保育しながら、副業としてライティングに挑戦中。大学で食品加工を学び、前職は農作物の製品開発に従事。レシピ記事の執筆経験があり、食に関することが得意です。
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