離乳食を食べてくれない我が子に悩んだ話

初めての離乳食は思ったより大変だった

3人の子どもを育ててきましたが、食事の個性はそれぞれ。うちの場合、第一子がいちばん好き嫌いが多く、それは離乳食の頃も同じでした。私自身、初めての育児だったこともあり、大変だったなという記憶が今も残っています。

生後5か月、そろそろ離乳食スタートです。まずは道具をそろえたり、雑誌でメニューを調べたりと、当時の私は離乳食が始まるのを楽しみにしていました。支援センターでも、ママたちとの会話の内容は離乳食のことが多くなってきます。

周りのママたちの声に背中を押され、私もまず10倍がゆから離乳食をスタート!……ですが、スプーンを近づけても口をぎゅっと閉じて開いてくれません。何度か試してみても同じ反応。やっと口を開けてくれたと思っても、べーっと出してしまったり、スプーンを見ただけで泣き出す日もありました。

周りのママの話にショックを受ける日々

他のママたちと話していると、「どれだけでも食べるから、どこで止めようか迷ってしまう」「体重がどんどん増えてきて困ってる」といった、食べ過ぎで悩んでいる方も多くいました。そういう話を聞くうちに、「もしかして私の作り方が悪いのかな?」「なんでうちの子は食べてくれないんだろう?」と、不安な気持ちがどんどん膨らんでいきました。

夫に相談すると、「そのうち食べるようになるよ」と、あまり心配している様子はなさそう。励ますための言葉だったのかもしれませんが、神経質になっていた私は少し孤独な気持ちになってしまいました。

試行錯誤の日々

離乳食の準備は意外と大変。せっかく作っても食べてもらえない日が続き、悲しくなることもありました。食べてもらうためにはどうしたらよいか、ネットで調べたり、他のママからいろいろ教えてもらったりしました。そんな中でも「これは効果ありだったな」と思うことを、いくつか紹介します。

1.ペーストを少し固くしてみた

これは離乳食初期のお話になりますが、水分量をその時期の標準より少なめにして、固めになるように作ってみました。すると、普段ほとんど食べなかった我が子がモグモグと食べるようになったのです! ダメ元で試していたので、その時は本当に驚きでした。

逆に、少し柔らかめに戻してみたら食べるようになった、という話を聞いたこともあります。

2.おやきで様々な栄養を摂取

離乳食が少しずつ進んでくると、好き嫌いが出てくる子もいます。我が子は野菜が苦手。中でも緑色の野菜をあまり食べてくれませんでした。

そこで、細かく切った野菜をおやきにしてみたところ、野菜だと気付かないのか、たくさん食べてくれました。おやきは野菜の他にも、お肉や豆腐など何でも入れることができるので、栄養面で不安を感じていた私にとっては救世主のようなメニューでした!

他にも、野菜をペースト状にしてパンケーキにしたものも我が子のお気に入りでした。手づかみで食べられるという点もポイントだったのかもしれません。

3.好きなキャラクターのお皿に盛り付ける

これも効果絶大でした! 離乳食を、当時我が子が好きだったキャラクターのお皿に盛り付けてみたところ、見た瞬間とても嬉しそうで、勢いよくモリモリ食べ始めたのです。

お皿には苦手な野菜も載せてありましたが、特に嫌がる様子もなく、最後まで完食してくれました。

余裕のある日は、お子様ランチのような盛り付けもおすすめです! 改めて、見た目の工夫ってすごく大事なのだなと感じました。

子供が成長した今、思うこと

我が家の第一子は8歳に成長しました。今では好き嫌いはあるものの、楽しく食事をしてくれています。また、嫌いなものも努力して食べようとする姿が見られるようになってきました。

今だから言えることですが、離乳食の期間は「食べることは楽しい」ということを伝えられただけで、上出来だったなと思います。

もし離乳食がうまく進まず悩んでいる方がいたら、どうか自分を責めないでくださいね。大人にも好き嫌いがあるように、赤ちゃんにも好みがありますし、成長のペースもそれぞれです。

食べてくれなくても、ママやパパと一緒に食事をする時間は、赤ちゃんにとって楽しい時間だと思います。いつか、モグモグ食べてくれる日がきますよ!

この記事を書いた人

Shiho
保育経験や育児経験、起業経験を元に、子育てやビジネスに関する記事を中心に執筆しています。また、撮影も行う取材ライターとして、飲食店オーナー様や起業家様の元へ赴き「人の実体験から生まれるストーリー」を発信するお手伝いをしています。子育て世代に向けて、体験を通して学びを深める活動にも力を入れています。
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