たくさんある授乳トラブルの中でも経験する方の多い「乳首の痛み」。3回の出産を経験した私も毎回この問題に悩まされました。今回は私が痛みの改善のために実践したことをいくつかご紹介できたらと思います。
産後すぐに直面「乳首の痛み問題」
産後すぐに始まった赤ちゃんへの授乳。想像していたよりずっと力強くおっぱいを吸う姿はとても愛おしいものでした。ですが初めての授乳体験でなかなか上手く飲ませることができず最初は苦戦…。やっと少しずつ慣れてきたなと感じた頃から、乳首の痛みとの戦いが始まりました。
乳首が痛むのには色々な理由があると思いますが、私の場合は乳頭に亀裂ができてしまったことが原因でした。赤ちゃんが吸うたびにズキズキ痛み、「こんなに痛いとは思わなかった…。いつまで続くのかな…。」と心が折れそうになったのを覚えています。この頃から幸せだったはずの授乳の時間がストレスになり始めていきました。

「乳首の痛み」の原因は?
多くの人が経験する「乳首の痛み」。授乳に不慣れで授乳間隔も短い授乳初期に起こりやすいようです。原因としては以下のようなことが考えられます。
・おっぱいの含ませ方が甘く、乳首へ過剰な負担がかかってしまっている
・頻回授乳で乳首への負担が大きくなっている
・授乳時間が長すぎる
・下着や衣服との摩擦で傷がついている
・乳腺炎や乳頭炎による乳首の炎症
原因として最も多いのは赤ちゃんの吸い方の問題だそうですよ。私の場合もおそらく吸い方と頻回授乳が原因でした。

痛みを和らげるためにできることは?
乳首の痛みは放置してしまうとさらに悪化していきますし、痛みが続けば授乳の時間が苦痛に感じてしまうこともあると思います。そうなる前にぜひ次の対策を取り入れてみてください。
・授乳姿勢やおっぱいの吸わせ方を見直す
・保湿クリームを使って乳首の保湿を行う
・乳頭保護器を使用し乳首への負担を減らす
・搾乳機を使用し赤ちゃんが直接吸う頻度を減らす
私は搾乳機以外の全てを試しました。まず最初に試みたのが授乳姿勢と吸わせ方の見直し。赤ちゃんがおっぱいを吸う際、なるべく大きな口を開けさせ深く吸いつけるようにしました。また縦抱きやラグビー抱きなどを取り入れ、乳首の特定の部位に負担が集中しないよう工夫しました。これだけで痛みが改善する方も多いようですよ。
ですが私の場合はそれでもなかなか痛みは改善せず…次に試したのが保湿クリームです。私は友人がお勧めしてくれたものを使用しましたが、ネットで検索すると色々な種類のクリームがでてきます。人によって好みがあると思いますので、それぞれの特徴を調べながら自分で納得のいくものをチョイスしてみてください。その際気にして欲しいことが2点。1つは成分です。添加物を避け天然由来成分で作られているものを選ぶと、赤ちゃんが口に入れても安心できます。もう1つは授乳前に拭き取りが必要かどうか。少しでも手間を省きたい方は拭き取り不要なものがお勧めですよ。また他のママの口コミも参考になりますので、ぜひそちらにも目を通してみてくださいね。
そしてもう一つ試したのが乳頭保護器です。使用後に消毒をする必要があり少し手間ではありますが、私の場合はこちらが一番効果的だったように思います。ただ赤ちゃんによって保護器を嫌がることもあるようなので、その場合は他の方法に頼らなければならなくなります。
最も大切なのは乳首への負担を減らし休めてあげること。搾乳機を使用したりミルクを取り入れ、一時的に直接授乳する頻度を減らすのも1つの手かもしれません。
対策をとっても症状が改善しない場合、助産師さんや専門のお医者さんに相談することも検討してみてくださいね。

「乳首の痛み」には早めの対策を
乳首の痛みを放置するとさらに症状が悪化したり、乳腺炎などの感染症につながる危険性もあるため早めにケアすることが大切です。正しいケアを行えば1〜2週間程で症状は落ち着いてきますよ。
授乳は赤ちゃんにとってもママにとっても幸せな時間。できることならストレス無く過ごしたいですよね。そのためにも日頃から予防に努め、トラブルが起こってしまった場合も早いうちに対処できるようにしておきましょう。
この記事を書いた人

- 3人の子供を育てるママ。現在育児休業中。子供との時間を増やしたいという思いから在宅ワークにも興味を持ち始めています。写真を撮ることと子供達と一緒に公園で遊ぶことが好きです
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