こんな授乳室があればいいのに

育児中の皆さん、そんな方々をサポートしている皆さん、今日もお疲れさまです。 

早速質問させていただきたいのですが、皆さんは授乳室を利用したことがありますか。 

筆者は2歳と0歳5ヵ月の子供の育児中ですが、思い返してみると、あまり授乳室を利用したことがありません。正確に言えば、オムツ交換のために利用させていただくことはありますが、授乳目的ではありません。 

そういえば、なんで今まで授乳室で授乳をすることがなかったんだろう。 

今回は、その理由と「こんな授乳室であれば利用しやすいのに」という内容をお伝えします。 

授乳室で授乳をしてこなかった理由 

①直接授乳(=母体から直接飲む)をすることがなかった 

そもそも我が家では、搾母乳を哺乳ビンであげる授乳スタイルをとっていました(詳細はこちらの記事【施設のトイレで搾乳をした話】をご参照ください) 。

哺乳ビンであげるのなら授乳室である必要はなく、「どこか適当な場所でベビーカーに乗せながらあげれば十分」「授乳室は直接授乳をする方が利用するもの」という認識がありました。数も少ないですし、優先度が高い方に利用していただきたいですからね。 

元はといえば、子供が直接授乳ではなく哺乳ビンのほうが飲みやすそうだったので、この授乳スタイルが定着しました。が、今思い返してみると「そもそも授乳室を見つけづらいし、あっても使いづらいから、どうせなら哺乳ビンに慣れてもらおう」という思いも根底にはあったのかもしれません。 

もっと授乳室が使いやすければ、外でも直接授乳できるようにと、もう少し粘って子供と練習したのかな。卵が先か鶏が先か、今となってはわかりません。 

②授乳室が使いづらい 

授乳室にもよりますが、スペースが狭い、使いたい物品が置いていないなどの理由で、授乳をするには使いづらいと感じることがあります。詳しくはこのあとお伝えさせていただきます。 

とはいえ、授乳室を設置してくれていること自体ありがたいことですよね。育児しやすい世の中になりつつあると感じています。わがまま言うなという話ですが、このあとわがままを言わせていただきます。言うだけならタダです。 

こんな授乳室があればいいのに 

前提として、授乳室の設置には「建築物バリアフリー条例」などの条例や法律が関係しており、施設や一定の条件により設置が義務付けられています。 

今回調べてみて驚いたのは、必要な備品までは定められていないことです。そういえば、授乳室の定義ってなんだろう。最低限何が備わっていれば設置できるんだろうと思い調べてみましたが、「授乳室によって異なる」という答えしか出てきませんでした。 

だから、我が家がよく利用している設置型の授乳室にはゴミ箱がないのか。少し不便には感じるけど、狭い空間にゴミ箱があったらにおいが充満する可能性もあるし、ないからこそ快適に使えているのかもしれない。何を優先すべきか、難しいですね。 

間違いないのは、「プライバシーが確保できる空間」「授乳やオムツ交換ができる台か椅子がある」ということです。 

その上で、「こんな授乳室があればいいのに」というわがままを言わせていただきます。 

①消毒用容器、搾乳器などが置いてある 

ウォーターサーバーは時折見かけますが、消毒用容器や電動搾乳器もあればもっと使いやすくなると思います。哺乳ビンだけ持参すれば搾母乳をあげることもできますし、子供不在で授乳期の母が長時間外出する際にも、乳腺炎予防になりそうです。 

②ジョイントマットが敷いてあり、寝そべることもできる 

人によっては、椅子やソファではなく、床に座ったり添い寝スタイルで授乳をしているのではないでしょうか。産後は骨盤のゆがみなどから身体が痛くなることも多く、外出中に寝そべることができる場所は需要があると思います。 

それほどのスペースを確保するのは難しいと思いますが、設置型の狭い授乳室でも、授乳クッションや足の高さを調節する踏み台を置くだけで、授乳しやすくなると思います。 

③本、おもちゃ、モニターなどの備え付けがある 

プレイルームのようになっていると、上の子供が同伴でも飽きずに待つことができそうです。欲をいえば、男性も利用可能だと嬉しいですね。アプリなどと連携して予約制でも構いませんので、1枠あたり20~30分ほど、ゆっくりと使える場所があると助かります。 

…と、願望を並べると枚挙にいとまがありません。 

口で言うのは簡単で、実際には設置スペース、費用、衛生管理などの観点で、現実的ではないかもしれません。費用や管理の手間はかかりますが、それで施設を利用する人が増えるのであれば、決して悪い話ではないと思います。 

授乳室の設置に携わっている企業の皆さまに感謝しつつ、もし実現可能であれば、上記内容もご検討いただけますと幸いです。とお伝えさせていただきます。

この記事を書いた人

葉山つむぎ
葉山つむぎ
看護師・保健師として、精神神経科救急病棟と精神科訪問看護を経験。子どもが幼いうちは在宅ワークに切り替えたいと考え、一旦看護師を退職する。
現在は2児の自宅保育をしながら、web・コピーライティング、画像制作、相談業務、看護学生・看護師の学習支援などを行っている。
葉山つむぎ

看護師・保健師として、精神神経科救急病棟と精神科訪問看護を経験。子どもが幼いうちは在宅ワークに切り替えたいと考え、一旦看護師を退職する。 現在は2児の自宅保育をしながら、web・コピーライティング、画像制作、相談業務、看護学生・看護師の学習支援などを行っている。

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